アーツカウンシルさいたまでは、さいたま市南区の GAFU -gallery & space- を拠点に、北村侑紀佳によるアーティスト・イン・レジデンスを実施いたします。
2026年1月13日~26日の滞在アーティストである北村侑紀佳は、歩行と記録と絵画を結び合わせたプロジェクト「衛星都市の点つなぎ」を展開し、都市と身体の関係を可視化する表現を探ります。
滞在中には公開制作と成果作品の展覧会を行います。
事前予約は不要ですので、ぜひお気軽にお立ち寄りください。
「アーティスト・イン・レジデンス」は、
国内外のアーティストが一定期間その土地に滞在し、作品制作や地域交流を行う活動です。制作した作品を見せるだけでなく、制作中の交流を通じて、地域の新たな魅力を育んでいきます。
| 日 時 |
◾️公開制作(アトリエを公開しながら作品制作を行います) ◾️展覧会(滞在期間中に制作した作品をご覧いただけます) |
|---|---|
| 会 場 |
GAFU -gallery & space-(埼玉県さいたま市南区別所3-21-4) JR武蔵浦和駅より徒歩10分 ※公共交通機関でお越しください |
| 入場料 |
無料 ※予約不要 |
| 滞在アーティスト |
北村 侑紀佳(きたむら ゆきか) |
| 事業内容 |
本滞在中に行うプロジェクト「衛星都市の点つなぎ」では、「中心と周縁」「輪郭」を主なテーマとして制作を続けてきた作家自身が 、浦和駅から東京駅までを歩行し、都市の“中心と周縁”をつなぐ記録をもとに絵画を制作します。 滞在期間:2026年1月13日(火)〜1月26日(月) |
| 主催・お問合せ |
アーツカウンシルさいたま |
| 協力 |
本事業は地域の商店などにチラシ配布をはじめとした支援をいただいています。 ・TSUKUSHI Donuts(ツクシドーナツ) |
| 助 成 |
令和7年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業 |
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【滞在アーティスト】北村 侑紀佳(きたむら ゆきか)
2000年 滋賀県生まれ
2023年 成安造形大学 芸術学部 芸術学科美術領域洋画コース卒業
2025年 嵯峨美術大学 大学院 芸術研究科造形分野修了(修士課程)絵画は古くから窓と喩えられてきた。その窓は身体と、触れることのできない世界(イメージ)との間に生じる距離を示している。描くこととはその隔たりに手を伸ばし、見ることと触れることの間を往還する運動なのではないか。近年、私は「歩くこと」をその延長として考えている。身体が窓を乗り越え現実の世界に触れるとき、絵画のイメージはそこにはない。それでも、私の身体の中に、世界は入り込んでくるのである。
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「しじまに潜む星」(2025)
「幽霊のつくり方」(2023) -
【会場】GAFU -gallery & space-
大正5年(1916年)創業のフナオカキャンバスが昭和8年に建てた元キャンバス工場をリノベーションしたスペースで、現在はギャラリーやレンタルスペースなど、地域にひらかれた場として活用されています。
かつて画布(油絵に使用するキャンバス)を生み出していた空間が、今回のアーティスト・イン・レジデンスでは創作と交流の拠点として新たな歴史を刻んでいきます。