さいたま市内には、美術館や文化会館などのアートスペースの他にも創造的な活動を行っている場所が沢山あります。
その場所は、福祉、環境、教育など、様々な領域に広がっており、今回はその領域を横断して、場所〔ところ〕での活動〔なにする?〕をアーティストと共に体験して巡る全6回のツアープログラムを開催します。
そして、豊かな創造活動を営み、誰でも参加できる場所を「さいたまアーツコモンズ※」と捉え、その場所で過ごした時間を語り合います。
このプログラムでは、「さいたま国際芸術祭」などの 取り組みにより創出された、市民などによる文化芸術活動の継続・発展を図るとともに、日常的に文化芸術に親しむ環境づくりを進めます。
第5回目のツアー会場は、南区根岸の【さいたま市文化センター】をはじめとする南浦和エリアです。まちなかを舞台に、環境整備活動と身体表現を体験します。
「アート」に関心がある方、さいたま市内の「場所」や「活動」についてもっと知りたい方、「アーティスト」と時間を過ごしたい方など、みなさまの参加をお待ちしています!
※コモンズ…共有地。
日時 |
2025年2月22日(土)13:30~16:00(受付13:00~) |
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会場 |
GAFU -gallery & space-(住所:さいたま市南区別所3-21-4) |
案内役 |
藤浩志(アーティスト)、船岡まり子(場所の人)、三浦匡史(ファシリテーター) |
プログラム |
①これまでの5回のプログラムを振り返る |
定 員 |
40名 |
参加費 |
無料 |
申込み |
2025年1月8日(水)10:00~受付開始(先着順) |
お問い合わせ |
アーツカウンシルさいたま |
令和6年度 文化庁 文化芸術創造拠点事業 |
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藤浩志(美術家)
1960年鹿児島生まれ。京都市立芸術大学在学中・演劇に没頭した後、公共空間での表現を模索。同大学院修了後パプアニューギニア国立芸術学校に勤務し原初的表現と文化人類学に出会う。バブル崩壊期の再開発業者・都市計画事務所勤務を経て土地と都市を学ぶ。「地域資源・適性技術・協力関係」を活用し地域社会に介入するプロジェクト型の美術表現を模索する。
現在、秋田公立美術大学教授、NPO法人アーツセンターあきた理事長を務める。 -
船岡まり子(GAFU -gallery & space-)
築91年の船岡キャンバスの工場跡地を「地域交流の場」として「GAFU -gallery &space-」にリノベーション。地域に開かれた、みんなが楽しめるコミュニケーションの場としてのギャラリーを目指し、オープンから様々な企画が行われている。南区別所にキャンバス工場があったことを伝える機会をつくるため、キャンバスを吊るす船型の天井の2階部分は残し、1階部分をスペースとして活用している。「さいたま国際芸術祭2023」の報告展示会も2024年3月に開催された。
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ファシリテーター
三浦 匡史(都市づくりNPOさいたま理事・事務局長、個人事務所地域生活デザイン代表)まちづくりに関する調査、計画、設計を専門領域としつつ、さまざまな市民活動のつなぎ役として活動。