アーツカウンシルさいたま

プログラム

研究アソシエイト事業

文化芸術の裾野を広げ、文化芸術に興味を持つ市民などから活動を担う人材を育成しています。研究アソシエイト(市民等から公募した研究員)が、各自テーマを設定した上で調査研究をするとともに、外部講師を招いた「公開研究会」などを開催しています。

2025年度 研究アソシエイト】※五十音順

池上 綾乃(いけがみ あやの)

【プロフィール】
さいたま市在住。東京藝術大学音楽環境創造科・芸術環境創造分野修了。地域アートプロジェクトのクリエーションやマネジメントに携わる。演劇・ダンス・音楽・現代アート・映画・建築など、ジャンルを越えて幅広く関心を持つ。英国ウェールズへの滞在をきっかけに、自治や暮らしの中の表現活動に関心を深める。日々の生活の中で感じたことを大切に、暮らしと表現のあいだでささやかに活動する。主な活動事例に、隣地の空き家の庭を長年観察・撮影した野外インスタレーション《ある庭の記録》(2020)がある。

【テーマ・メッセージ】
選択テーマは、さいたま市の文化資源のアーカイブや、市民と連携した文化資源の保存・活用等の方策です。
大宮公園とその周辺のこれまで、「時層」を主なリサーチ対象としています。
「遺りものから過去を知り、現在をより見て、これからへ」-わたしたちはどんな場所に生きていて、どんな未来へ向かいうるだろうをリサーチタイトル(仮)としています。

 

照井 敬生(てるい たかお)

【プロフィール】
東京大学教養学部卒業後、イギリスのウォーリック大学及びキングス・カレッジ・ロンドンにて学位を取得。現在は、西安交通リヴァプール大学(英国リヴァプール大学の上海分校)および同志社大学にて研究と教育に携わる。国際学術誌Cultural Trendsの編集委員も務め、研究成果は主に英語圏の学術論文として刊行。

【テーマ・メッセージ】
現在の研究テーマは、生成AIをはじめとしたデジタル技術が文化活動・文化政策に及ぼす影響です。具体的にはAI技術に対する著作権のあり方、クラウドファンディングやSNSを通じた制作者と観客の新たな関係性などを調査しています。アーティスト、企業、民間団体に幅広くインタビュー調査を行っているので、お話をお聞かせ頂ける方がいればご連絡いただけますと幸いです。