アーツカウンシルさいたま

プログラム

ところでなにする?:さいたまアーツコモンズツアー2024

さいたま市内の6つの「アーツコモンズ(誰もが参加できる文化的な共有地)」を巡り、その場所で日々営まれていることと、6名のゲストアーティストの表現を体験するプログラムです。

プログラムでは、福祉・教育・環境・工業・地域活動まで幅広い活動を行っている人と場所をアーティストと共に訪ね、そこで生まれる表現活動との関係を探ります。

「さいたま国際芸術祭2020・2023」の2回の芸術祭で実施した市民プロジェクト「さいたまアーツセンタープロジェクト(SACP)」を通して培った「人と場所と表現の関係」をさらに深め、生活都市さいたまで、「アーツコモンズ」がより身近になり、日々の暮らしの中でアートに参加する習慣が生まれることを目指しています。

プログラムの各回の構成について

このプログラムのポイントは、その場の活動を「見たり、聞いたり」するだけではなく実際に「体験」してみて、場や活動に参加する人同士が相互に知り合い、その上でアーティストの表現も体験することです。

それによって、場、人、表現による触発や、新たな活動が派生して生まれてくることを期待しています。

そして、さいたま市内にこのような「アーツコモンズ(誰もが参加できる文化的な共有地)」があることで、日々の暮らしが創造的で豊かになるのではないかと考えています。

【各回の構成】

  1. 場を知る(その場所を日常的に運営・管理している人の普段の活動を体験します)
  2. 表現を体験する(ゲストアーティストによる場所の特性を生かした表現やワークショップを体験します)
  3. 体験を意味付けする(1と2の二つの体験を通して感じたことや気づきを共有し、活動を意味づけします)

プログラムのアーカイブ

プログラム終了後、アーツカウンシルさいたまの公式no+eにて、アーカイブ記事を掲載します。
ぜひご覧ください。

アーツカウンシルさいたまnoteはこちら

プロジェクトチーム

浅見 俊哉(プロジェクトリーダー)

美術家・写真作家・造形ワークショップデザイナー。
1982 年東京都葛飾区生。2006 年文教大学教育学部美術専修卒業。
2004 年頃から、「時間」と「記憶」をテーマにものを直接感光面に置き一定の太陽光で撮る写真(フォトグラム)を制作。
代表作にヒロシマの被爆樹木を2012 年より毎年撮り続ける『呼吸する影- 被爆樹木のフォトグラム-』がある。
「つくること」と「つたえること」の両輪を持って活動する事が自身の芸術活動であると考え、全国各地でワークショップやアートプロジェクトを実施し、制作者と参加者が双方向的に創造力を生み出せる「場」をつくっている。
近年は「さいたま国際芸術祭2023」市民プロジェクトキュレーターを務め「さいたまアーツセンタープロジェクト(SACP)」を展開した。

三浦 匡史(プロジェクトファシリテーター)

NPO 法人都市づくりNPO さいたま理事・事務局長、および個人事務所 地域生活デザイン代表。市民参加を促進するためのワークショップの開催、シンポジウムの企画・運営、さまざまな市民団体や個人とのネットワークを形成するためのつなぎ役として活躍し、市民と行政を仲立ちするまちづくりNPO で活動している。
さいたまトリエンナーレ2016 ではプロジェクトディレクターを、さいたま国際芸術祭2020ではキュレーターを務めた。

山本 未知(プロジェクトアーカイバー(映像))

ソーシャルデザイナー。
1995 年生まれ、埼玉県さいたま市南浦和出身。
アートプロジェクトの展示構成およびインストール、アーカイブ、映像制作を行う。
現在 「thirdkindbooks」という名前で活動中。書籍との出会いや、関わる環境に新たな可能性を提案している 。2019 年に Thirdkindbooks + Yu Oharaとして大原由と共同制作や「さいたま国際芸術祭2020」では市民プロジェクトとしてSACP とG.F.A.S(Grate Fan of Art Sightama)などの活動を行う。

皆川 文世(プロジェクトアーカイバー(テキスト))

さいたま市在住、1 児の母。大宮のコワーキングスペースで働きながら、浦和・大宮経済新聞の記者ライターとして約100 本を取材執筆。
ライター業の他に、事業主のサポート業務や、イベント事務局の運営など、幅広く関わっている。
アートや地域活性化にも興味があり、好奇心旺盛に足を運ぶ。パンダ好きで覚えてもらえることが多い。