『“もの”を通して“何か”を伝えたい』
洋服、器、古道具、石けん、アート、アートブック、、、shop&garelly“takase”では、様々な企画展が開催されている。
オーナーの高瀬さんは、企画する展覧会で自身の感覚を大切にしている。取り扱うどの種の作品にも、“何か伝えることがあること”を重視しているそうだ。お店の名前をテーマやコンセプトがあるものではなく“takase”にして良かったと語る。その言葉は、高瀬さん自身の心が動く“もの”への愛情と情熱がお店を作りだしている、と感じさせてくれる。
『本当にやりたいことを求めて』
もともとは水道屋さんでお仕事をされていた高瀬さん。洋服が好きで週末になると買い物をする日々のなか、「自分は何のために生きているのだろう」と考えるように。その時期に山登りを始め、自然に触れようと尾瀬に行ったことがきっかけで、 “本当にやりたいこと”をやろうと決意したという。
具体的に“何か”ということを求めて動き始めた高瀬さん。いろいろなご縁で、知人と二人で雑貨屋を始め、その後独立し6年前にtakaseをオープンした。
『枠にとらわれない自由な発想で』
今までは、ライフスタイルに関係性の深いものを企画する事が多かったそうだが、今後はアートやオブジェの企画にもっと挑戦したいそう。 枠にとらわれない、唯一無二の事をやっていきたい。 「アートって救われるじゃないですか。売れないものほど心に与える影響が大きくて。そこを一人でも多くの人に伝えていきたいですねぇ。」
小売店だから、売れるものでないと利益につながらないという視点に立つとなかなか取り扱えないものでも、人の心に届くように発信を続けたい。
2号店を考え中?とのことであった。
『さいたま国際芸術際について思う事』
全然知らなかった、という率直なお答えをいただいた。
珍しいアートブックを多く取り扱うほど、アートに関心のある高瀬さん。さいたま国際芸術祭が実際どのような活動をしているのか伝わっていないのは勿体ない。より地元の人にも伝わりやすく興味をもってもらえるよう努力する必要があると強く感じた。
生活とアートを垣根なく自由に行き来できるtakaseさん。訪れると、日常も非日常も美しく新鮮な気持ちになれる唯一無二の空間だ。
住所 |
さいたま市緑区宮本2-19-14 |
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電話番号 |
048-762-7524 |
オーナー |
高瀬 勝一 |
HP/SNS | |
アーツカウンシルさいたま 市民サポーター事業(2022年度) |