どうしてはじめようと思ったの?
代表の三尾さんは、元々ITベンチャーに勤めていたとき、働きながら児童養護施設の支援を行うNPOにボランティアとして関わった。それをきっかけに「出産・育児・家事とお母さんの負担を減らす支援をまちぐるみでできたら」と考えるように。子供や母親について学ぼうと学習塾で2年間働く中、子供たちの表情の変化が面白い、天職だ!と感じられた。そんな訳で、しばふハウスは「子供も楽しめるし、母親も楽できる」場として2016年9月にオープンした。
どんな場所なの? 運営は?
元お蕎麦屋さんだった所を借りている。子供たちと一緒に壁塗りをしたり、うさぎ小屋などを作ったりした。家具や備品なども基本的に全てもらい物。嬉しい循環が起こっている。「お互いさま」でがんばらなくていい空間にデザインしている。アシスタントの学生さんたちも全員ボランティア。子供たちもアシスタントも特に「役割」は与えられていないので自由にやりたいことをやっていい。それがクリエイティブ。運転資金は、三尾さんが経営する「表現する・伝える」のが目的の学習塾の売上で賄われている。
具体的にはどんなことが起こっている?
現在、0歳~中学生、高校生の子が来ている。 みんなで一緒に、ゲームをしたり、宿題をしたり、トランポリンをしたり。年上の子が年下の子を見てくれる。自主性が育って、自信がついているのでしょう、最近、近隣の中学校の生徒会に立候補した中学1年生の多くが「しばふハウス」に通っている子だったそう!また、子供たちが「屋台をやってみたい」ということで「やってみなよ」と、はす向かいの与野イオンさんに食材集めに行かせてみたり、ハロウィンイベントの協力をしてもらう店に一緒に訪問したり、子供たちと街とが繋がっている。
将来の展望は?
今後、さらに街と積極的に関わって行きたいし、子供たちにいろんな体験をしてもらいたいと、三尾さんは考えているそう。アートや音楽などの「いろんなハブになりたい」とのこと。母親層と子供たちが公式LINEで1,000㆟くらい登録しているので、告知することができる。例えば、子供連れのアートイベントを企画してコラボでプログラムを組む…など、色々なことが考えられそう。
自由でクリエイティブな空間がしばふハウスにはあって、この場所からどんな経験が生まれて、人財が育って行くのか、ワクワク !
住所 |
さいたま市中央区上落合3-7-10 |
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電話番号 |
048-762-9016 / 080-3551-8497 |
代表 |
三尾 新 |
HP/SNS | |
さいたま国際芸術祭レガシー事業 さいたまアーツセンタープロジェクト・市民サポーター事業(2021年度) |