オープンのきっかけ、経緯
インテリアデザインの専門学校を卒業後、早坂さんは不動産業に就職し、不動産について学んだ。その後、専門学校の友人であり、家具デザインや建築関係の仕事をしている方々と会社を設立した。
「ものくり商事」はmonokuri = ものづくりで恩送りをするという意味が込められている。恩を返すのではなく、次世代に繋げていくなど、恩は返すだけではなく送るという概念を本で読み、 自分たちにできる恩送りは何かを考え、ものづくりで恩送りをしようということで立ち上げたのが「ものくり商事」である。
どのような活動をしているのか
誰もが使える会議室やオープンスペースを設け、自分の作品や考えを表現する場、人々が集まる場として提供している。特定の目的で場を提供するのではなく、制限を設けないことで、誰かと出会い、その人が変わっていく場として提供している。
また、定期的に施設を利用する人とアーティストを繋げることで、お客さんとアーティストのサポートや交流の場を設けている。レンタルスペースの利用だけでなく、展示作品を見るお客さんとアーティストの仲介役等も担っている。
どのような場・施設があるとよいか
お客さんからはヨガ系のイベントや自分のスキルを出せる場などが欲しいという要望を受けるという。また、子ども向けの教室などを自分で開いてみたいが自宅ではできないから、こういったスペースがあるとありがたいというお声もあるとのこと。
早坂さんは、結婚や出産などで社会から出ていってしまった女性・男性が、企業でキャリアを一から積んでいくのではなく、自分自身にキャリアを積み上げることで、自分を表現する場所、個を発信する場所が増えてほしいと考える。
今後の展望は?
早坂さんはお話ししてくれた。
「利用していただく人の悩みに寄り添って相談に乗ることやお話を聞くことは継続していき、地域の方々とのイベントやワクワクするような仕掛けづくりをしていきたい。
会社の掲げている「豊心穏暮」のように、豊かな心で穏やかに暮らせるサービスを提供していきたい。自分の興味を見つけられていない人や自分の考えを実現できることを知らない人などに我々を知ってもらい、思いを形にできるということを伝えていきたい。様々なONVO(穏暮)を作っていきたい。」と。
住所 |
さいたま市浦和区仲町1-10-7 尾張屋第一ビル5F |
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電話番号 |
048-822-3341 |
代表 |
早坂 拓紀 |
店長 |
兵頭 裕子 |
HP/SNS | |
さいたま国際芸術祭レガシー事業 さいたまアーツセンタープロジェクト・市民サポーター事業(2021年度) |