外観・内装
お店の周辺には大宮花の丘農林公苑がそばにあり、自然多いところにお店が佇んでいる。ここはオーナーである井出さんのご自宅でもある。遠方から来店できるように、駐車場は5台停めることが可能。
お店の中に入ると明るく、木の温もりを感じる空間が広がっていた。入り口を背にして左側には、作家さんが制作している作品が販売されている。どの作品も手作り。ここの場所に訪れたときには、来た人の心に刺さる「何か」が反応して、あなたにピッタリなものと巡り合えるかもしれない。
縄文土器との出会い
井出さんが43歳の時に、初めて遺跡の発掘調査に参加して「縄文土器」と出会った。それまでは、ご自身も元々水彩画を描く画家として活躍。(カフェスペースの壁に展示中)
初めて参加した発掘調査で、縄文土器の材料である「粘土」の奥深さと、縄文土器を制作研究。
研究を続けていくことで見えてくる縄文時代の文化と時代背景も判明してくることがわかり、縄文土器の面白さと探求する楽しさを感じられた井出さんは、考古学を学ばれた。
縄文土器の奥深さ
井出さんは、地域を埼玉に絞り縄文土器を研究することになる。焼き上がり加減や焼いている時に生じる焼き割れを比較するために漏水実験を行って分析し、合わせて煮沸実験も行い耐久性も調査した。
これらの研究を進めることによって、土器の成り立ちだけを知るのではなく、縄文時代の人たちが過ごしてきた生活行動も知ることにつながることがわかった。
そしてお店にあるギャラリースペースでは、毎年夏に復元制作した縄文土器の展覧会を開催している。
人と人とのつながり
カフェスペースでは、ドリンクも飲むことができて、さらに貸しギャラリーも行っている。
こちらのギャラリーは、「1度も個展を開いたことがない作家さん、駆け出しの作家さんにとって作家さんの作品を活かし生きる場所として応援していきたい」と話されていた。作家さん、来店されたお客様、そして井出さんご夫婦。それぞれの「ご縁」がめぐり巡って繋がれていく場所。人と人との「つながり」を感じる場所だからこそ、心温まる空間がこのクラフト&ギャラリー風画にあった。
住所 |
さいたま市西区内野本郷971-6 |
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電話番号 |
048-625-0521 |
代表 |
井出 政男 |