花々に囲まれた清楚な空間

大宮駅東口からバスで約15分。芝川や産業道路をこえ、住宅街と公営団地の間にギャラリー&カフェ エソラIIがある。バスや自動車が行き交う道に面するが、バラに囲まれた白い建物は、別の時間が流れているよう。お店の窓から眺めることができる庭は、毎年参加している見沼区主催のオープンガーデンでも好評だ。５月には優美に咲き誇るバラの花も楽しむことができるお店となっている。このギャラリーはどのように始まったのだろう。オーナーにお話を伺った。

ギャラリーを始めたきっかけ

定年も近くなった頃、次は何をしようかと考えていた。学生時代は美術部で油絵をやっていた。先輩が国立市でエソラというサロンをしていて、文化人のたまりばになっていた。その先輩がやっていたサロンは残念ながらなくなってしまったが、そういったことをしようと思った。ちょうど妻の実家の土地があったこともあり、この場所でギャラリーを７年ほど前に始めた。

ギャラリーをするにあたってのこだわり

この建物の設計は工務店に依頼したが、壁面画が最大限にとれるようにこだわった。コンサートなどもできるような設計にしてある。　

建材や装飾も可能な範囲でこだわった、とオーナーが語る空間は天井は高く、カフェスペース、展示スペースも広々。また、奥様がセレクトした素敵な文具や小物も置かれている。　

作品鑑賞、友人とのおしゃべり、ひとりの時間…それぞれが自由な時間を過ごすことができる。展示に捉われないマルチな空間を目指しているそう。

これからチャレンジしたいこと

地元の郷土史グループとのお付き合いでカルチャー講座的な企画もしている。また、地域包括センターからの依頼もあって3月にはおしゃべりカフェを開催。地域へも貢献していけたらと思う。