オープンのきっかけ
オーナー自身がアーティストであり、学生時代の専攻である版画の現代作品の発表の場が少なかったことから、自身の作品と美術大学時代の仲間の作品を展示する場所があったらいいなと思ったことがきっかけ。また食育に関心があり、自然栽培の野菜や国産お肉などを使用したランチの提供も行う場所とした。また、氷川の杜周辺にカフェなど賑わいのある場所が少なかったこともあり、盛り上げたいという思いもあった。ハーブやコーヒーの勉強した経験を活かし、カフェとして2018年7月20日にオープンし、現在に至る。
どんな場所?
「心も体も、元気に優しく癒されていく」空間がコンセプト。店内に飾られている作品は1か月に一回程度入れ替えている。展示作品はお店のコンセプトに合う癒しの作品が選ばれている。無垢材が印象的な店内はオーナーが建築士と相談しながらデザインを考えた。入ってすぐに蒔きストーブのある土間があり、そこで靴を脱いであがるようになっている。奥にはピアノのあるスペースもあり、オーナー自ら絵画教室を開いたり、音楽コンサートを定期に開催している。カフェメニューは、有機野菜ランチセットやコーヒー、ハーブティーに合うデザート。芸術作品・音楽に触れ心を潤し、安心安全な食材で体を養う場所である。
担い手について
オーナーは櫻庭亜希子さん。多摩美術大学出身、顔彩画を中心に作家活動をしているマルチアーティスト。デザイン事務所勤務ののち、食育に興味を持ち始め、コーヒーやハーブについて学ぶ。後にカフェ&ギャラリーをオープン。ギャラリーでは自身の作品を中心に、一般公募した作品も展示。ギャラリーの一角では絵画教室を開いている。いろセラピスト・レイキヒーラーでもある。2022年2月17日よりVenere di Luce というオリジナルブランドを展開している。
将来の展望
オーナーは「食の安全にこだわり、絵画と音楽で心を浄化するような癒しの空間を引き続き提供したい」、「氷川神社の近くにあるので、氷川の杜を盛り上げられるような場所でありたい」と語る。また、「地域の皆さんに、芸術に向き合うことの素晴らしさをより広げたいと感じているため、他のギャラリーカフェや美術館と繋がり発展させていきたい」と話されていた。
店内はオーナーのコンセプトが空間にも表れており、心地よい時間が流れていた。氷川神社に立ち寄った際は少し足を伸ばしてみるのはいかがだろうか。
住所 |
さいたま市大宮区寿能町1丁目16−11 |
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電話番号 |
080-5530-3894 |
代表 |
櫻庭 亜希子 |
HP |